2017年09月04日
日本人は英語を話せない人が多いと言われてきましたが、近年では社内公用語を英語にする企業が増えてきているなど、英語を使える人の割合は増えてきました。
それでも7割以上の方が英語力の低さを自覚しており、英語力のある方はまだまだ転職市場において重宝されそうですが、実際はどうでしょうか。
英語を話せるだけではだめ
英語は仕事上必要なスキルのうちの一つに過ぎないので、それ以外のスキルが無ければ採用される可能性が低くなります。
採用する企業側は、スキルや人間力などを総合的に判断して採用するかどうかを決めます。
コミュニケーション能力やリーダーシップなどはどんな人にも求められるものですし、担当する業務での経験の有無や業界経験、残してきた実績なども評価の対象になります。
また、ある程度以上のレイヤーのポジションになると、英語は当たり前というか重視されるスキルではなくなります。
海外勤務経験があると有利
海外勤務、海外への出張経験が豊富といった人は、グローバルで活躍してきた実績があると見られるため、同じようにグローバルビジネスを手掛ける企業にとっては、計算できる人材ということになります。
留学での滞在とは異なり、ビジネスで現地に滞在していますので、現地での商習慣にも経験があることになります。
複数の国での経験があれば、さらに価値は上がります。
特に重要なポジションでの転職を考えると、海外勤務経験は重要になります。
若いうちに留学を経験しておくことはもちろん有利に働きますが、海外勤務ができるような会社を選んで入社し、実績を積んでいくことがさらに重要だと思います。
外資系企業へ転職するためのポイント
英語を仕事で日常的に使う外資系企業ですと、バイリンガルの就職のチャンスが広がりますが、外資系企業への転職は非常にハードルの高いものです。
実績を出せるのかという点にかかっているので、その会社で活躍できるという確証を相手側企業に伝える必要があります。
そのためには転職前の実績が重要です。
特に会社としての実績ではなく、個人としてどれだけの実績を出してきたのかをアピールできるようにしておく必要があります。
外資系企業では個人の実績が重視されますので、個人の実績のアピールと、今後どれだけの仕事ができるのか、転職後の直接の上司にどれだけのメリットを与えられるのかをアピールするべきです。