2017年10月16日
グローバル化の必要性が叫ばれて久しい日本。しかしながら、ビジネスシーンで英語を完璧にしゃべることができる人が多いわけではないので、海外支店を持っている日本のグローバル企業にとって、現地の日本人スタッフはニーズがあります。
たとえば、日本人スタッフを現地に派遣することで、本社の意思通達がスムーズになります。なぜなら、日本語での会話ができることで、本社から意思通達する人が英語を喋れなくてもよくなるからです。
では、こういった人を紹介してくれるサービスはどういったものがあるのでしょうか。
求人広告媒体に求人を出して採用する
マイナビやエン・ジャパン、DODAといった総合的な求人サイトでは、海外勤務・外資系企業特集といったようなコーナーがあり、海外で勤務する職種を集めているページがあります。
こういったページには海外で働きたい方が多く集まってきますので、広告を出しておけば求人のエントリーを獲得できる可能性があります。
広告なので、出稿期間の制限があったり、出稿場所によって値段が変わったりします。
出稿したからといって必ず採用できるとは限りませんが、一般的に10~50万円程度で出稿が可能ですので、費用を抑えて採用することができるかもしれません。
逆に、全く採用できないこともあります。
最近は求人広告を掲出するのは無料で、採用できたときに成功報酬を支払うタイプの求人サイトもあります。
費用を最も抑えられる可能性がある採用サービスです。ただし、自社の求人が多くの求人の中に埋もれてしまい、候補者に自社求人を見つけてもらえない可能性も高いのです。
転職エージェントに候補者の紹介を依頼する
転職エージェントは、クライアント企業が望む人材像にマッチしそうな候補者を、転職人材データベースなどから探してきて提案してくれます。
転職したいと考えている人が集まっているところで探してきてくれるので、候補者が見つかれば、採用につながる可能性は高いと言えます。
クライアント企業が面談を実施する前に、転職エージェントが面談をして適性を見極めますので、ある程度絞り込まれた候補者と面談することができます。そのため、採用にかかる手間はかなり省けることになります。というのも、ポジションに全くマッチしない人材の履歴書を見たり、面談したりせずに済むからです。
費用は成功報酬制であることが多く、入社後にある一定期間内に退職した場合に、費用の一部を返金してくれる契約内容が一般的です。
転職エージェントに支払う費用は、採用予定者の想定年収の30%~35%程度が成功報酬となることが多いので、年収500万円の人を採用すると、150万円から175万円程度の費用がかかることになります。
ミドルからハイクラスの人材を取り扱うことが多く、求人広告を出して採用する人材よりは高いクラスの人材採用の際に使うことが多いと思います。
ヘッドハンティングで転職市場にいない人を採用する
海外支社にマネージャークラスの人材をアサインしたいので、新たに人材を採用したいと考えるような場合、最適な人材が既存の転職人材データベースなどにいない可能性もあります。
こういった優秀な人材は雇われている企業からの待遇が良い場合が多く、仕事内容も充実しているため、転職したいという意思が無いことが多いので、採用したいと思っても候補者にすら出会えないことが多いです。
そういった場合でも、ヘッドハンティングであれば候補者に出会える可能性があります。
ヘッドハンターは、クライアント企業が望む人材を転職市場だけではなく、人脈を通じたり等、様々な手段を講じて候補者となる人を探し出します。
たとえその候補者に転職意欲が無いとしても、人材を探している企業がいることを伝え、クライアント企業への入社の可能性を探ります。
クライアント企業が望む人材であるかを判断し、候補者が転職する可能性があると判断すれば、クライアント企業との面談を設定します。
ヘッドハンターは採用コンサルタントですので、採用に向けて必要な条件提示や、面談方法などについてもアドバイスしてもらえます。
採用の難易度が高い場合には、ヘッドハンティングを依頼することで採用確立を上げることができます。
ヘッドハンティングの費用は、一般的に成功報酬制となっていますが、場合によって着手金が必要になるケースもあります。