2018年01月15日
「ブラック企業を辞めるために転職をしたのに、またブラック企業に入ってしまった」という人は意外と多いのではないでしょうか。
ブラック企業にいて「早く転職したい」「環境を変えたい」と思うあまり、焦って転職活動をした結果、またブラック企業に転職してしまうことは少なくありません。
ブラック企業を辞めたと思ったらまたブラック企業に入ってしまった、そんな状況に陥ってしまった場合、どのように乗り越えたらよいのかについてお話ししたいと思います。
次の転職に向けて気持ちを切り替える
せっかくブラック企業から逃れられたと思ったのに、またブラック企業に入ってしまったとわかったら、かなりショックだと思います。
一度「逃げられた!」と安心していた分、その落ち込みは相当なものでしょう。
この状態になると危険なのが、無気力になってしまうということです。
「もう一度転職しても、またブラック企業につかまるんだ」「このままでもいいか」など、無気力なあまり何もできない状態になってしまうと、とても危険です。
またブラック企業でハードワークを強いられながらも給料は上がらないという状態が続けば、ストレスが溜まってうつ病になってしまうかもしれません。
うつ病は悪化すると働けなくなるくらいひどい状況になります。
そうなってしまってからでは遅いのです。
落ち込んでしまうのは仕方がありませんが、ここは切り替えましょう。
一度失敗してしまっても、次のチャンスをつかむことはできるのです。
そして、次こそ転職を成功させるために、力を蓄えましょう。
まずは、気力を取り戻さなければ、次の行動を起こすことはできないのです。
転職準備を入念に行う
もう一度ブラック企業に入ってしまった人は、何が足りなかったのでしょうか?
ほとんどの人が、転職準備が足りなかったということが原因になっているはずです。
ブラック企業に入ってしまう人の転職活動には、いくつかのパターンがあります。
・早く転職したいという気持ちが先走って、焦って安易に転職先を決めた
・企業情報をしっかり確認しなかった
・一人で転職活動をしたのでアドバイザーがいなかった
・求人情報の確認が甘く福利厚生や待遇などの条件を確認しなかった
つまり、ブラック企業に入ってしまう人のほとんどが、転職準備が不足していたのです。
転職先の候補に挙がった企業はどのような企業なのかを、しっかりと把握しなければ誰でもブラック企業に入ってしまう可能性があります。
例えば、企業情報を確認する際に、ホームページや求人情報に書いてある情報しか確認していないということはないでしょうか?
企業の本当の姿を知るためには、オフィシャルに公開している情報を確認するだけでは足りません。
企業側としても、「うちはブラック企業ですよ」などという情報を公開するはずはありません。
巧妙にブラックであることを隠しつつ、真実を知らない転職希望者をどんどん取り入れようとしています。
ですから、転職者側としても、あらゆる手を使って企業の本当の姿を知らなければなりません。
企業の担当者に対して面と向かって「有給休暇は取れますか?」「給与は実際いくらもらえますか?」といった質問をした時に、きちんとした待遇を用意している企業ならはっきり答えられます。
ところが、ブラック企業は、はっきりと答えられません。
「それは当社規定によります」「社員の仕事レベルによって変わります」などというあいまいな回答しか得られない場合、怪しいと考えるべきでしょう。
他にも、口コミサイトを参考にする、社員に直接会って話を聞くという方法もあります。
このように、転職先候補の企業の情報を把握するためには、あらゆる手を使って、しっかりと転職準備をする必要があるのです。
転職時には転職エージェントなど第三者にアドバイスをもらう
転職に失敗した人というのは、そのほとんどが自分一人の判断で転職先を決めています。
もちろん、転職というものは自分の意思で行うものです。
しかし、一人の判断では間違えることも多く、なかなか転職を成功させることは簡単ではありません。
そこでおすすめしたいのが、第三者から転職のアドバイスをもらうということです。
具体的には、転職エージェントを利用し、転職のプロによるアドバイスをもらうのがおすすめです。
転職エージェントに登録すれば、転職のプロと直接面談することで細かな希望条件や仕事の経歴を伝えることができます。
その情報を元に、転職エージェントは転職者一人一人に合った求人を紹介してくれます。
さらに、応募書類の添削サービスや面接対策、企業との直接交渉や推薦、企業情報の提供など、転職に役立つ様々な転職サポートを受けることができるのです。
もし、一人で転職を進めた結果ブラック企業に転職してしまったのであれば、次は転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。