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グローバル人材に求められる能力とは

2019年07月25日

国外進出を成功させるには、国際的に活躍できるグローバル人材の存在が不可欠です。国内市場で優秀なビジネスマンが必ずしも国際市場で成功できるとは限りません。国内市場と国外市場では、ビジネスを成功させるために必要な能力の一部に相違があるためです。

ではグローバル人材とはどのような能力を有している人材なのでしょうか。

グローバル人材に求められる能力は、主に4つあると考えます。

一にコミュニケーション能力。これはコミュニケーションにおいて、考えていることを正確に伝えたり、受け取ったりすることに係る能力です。

二に深い専門的知見。コミュニケーション能力に優れた人材ばかり採用しても、肝心の伝えたい内容がお粗末では意味がありません。専門的知見に裏付けられた高い問題解決能力が必要です。

三に決断力とたしかな実行力。グローバル人材には熟慮し、迅速に断行する実力と胆力が必要になります。

四にセルフブランディング能力。自分自身の市場価値を高める努力を不断に行い、周囲に価値ある情報を発信し続けることのできる能力です。

以上4つの能力について、掘り下げてみましょう。

コミュニケーション能力 

1.論理的思考能力

ビジネスを円滑に行う上で、緻密なコミュニケーションが重要であることは論を俟ちません。では円滑にコミュニケーションする上で最も重要なこととは何なのでしょうか。たしかに英語ができる、中国語ができるなどの言語運用能力も軽視はできませんが、より重要なことがあります。それはコミュニケーションに参加する人が「共通の形式」をもつことです。

共通の形式をもつことでコミュニケーションがより円滑になります。たとえば学術論文がその例です。時代、国を問わず共通のフォーマットで記述することで、それほど語学に堪能でなくともいろいろな時代、国の人と意思疎通をはかることができています。

では、ビジネスにおける共通の形式とは何でしょうか。それはロジックです。論理的思考能力を有していることがグローバル人材として不可欠な能力です。情報を体系立てて認識できることが重要です。そうすると主張が明確になり、情報の送受信がやりやすくなります。

2.異文化を否定しない寛容さ 

国外進出をするということは日本とは風土も文化も違う土地で商売をするということです。当然商習慣も日本とは違います。さらに人々の価値観も違います。さまざまな国の人とビジネスをするとなれば、それはいっそう多様になります。

 

何を当たり前のことを言っているんだという事かもしれませんが、この事実を認識して受容しているということが、グローバル人材に必要なコミュニケーション能力の一つであると言えます。

 

ビジネスパートナーを人間的に尊重できない人が、パートナーから信頼されることはありませんし、タブーを犯してしまえば、その地域で商売ができなくなります。

 

人は一般的に「自分と違うもの」に不安感を覚えます。なぜなら自分と違うものは未知だからです。未知に相対したとき、未知を既知に変えることのできる人材こそがグローバル人材であると言えます。価値観を異にする人と円滑にコミュニケーションをするには異文化への寛容さが必要です。

 

3.自国文化への深い造詣

グローバルに活躍する人材は異文化に関心があり知的好奇心が強い傾向にあります。

ビジネスパートナーと交流する際に自国の文化や歴史について尋ねられた際にしっかりと説明ができる程度の知識が必要です。ビジネスパートナーから信頼されるグローバル人材には必要な能力です。

 

高度な専門的知見を活かして問題解決にあたる能力

コミュニケーション能力に優れる人材だけでなく、高い専門性をもつ問題解決能力に優れた人材も必要になります。

 

それぞれに特化したスペシャリストであることこそグローバル人材に求められる能力です。例えば、国際的に活躍する著名な経営者を思い浮かべてみると、かならずしも語学に堪能でないことが分かると思います。

 

ですが、経営的センスに優れ、高度な問題解決能力を有しています。グローバル人材を採用する時には、つい語学力など表層的な能力を重視しがちですが、本質的な能力を見抜くことが必要です。組織がコミュニケーション能力一辺倒にならないように、人材が偏らないようにすることが肝要です。グローバル人材を採用していくときには、スペシャリスト集団を作る構想で採用をしましょう。

 

決断力とたしかな実行力

グローバルな市場のダイナミズムは国内市場のそれをはるかに上回り、短期間のうちに目まぐるしく変化していきます。そのような場でビジネスを行うにあたって意思決定の遅さというのはそれだけで欠点となってしまいます。

 

オフィス訪問をするだけして具体的なビジネスの話に踏み込まないというような、目的のわからない、散漫な動きもビジネスパートナーに嫌われる一因になってしまい商機を逃すことになりかねません。ゆえにグローバル人材には迅速に熟慮し断行する実力と胆力が必要になります。

 

セルフブランディング能力

自分自身の価値を個人的に高め続ける姿勢というのも求められる能力のうちの一つと言えるでしょう。とにもかくにも、グローバル人材に求められる能力とは高い個人的実力に他なりません。

絶えず牙を磨き続け自分自身の市場価値を高め続けている人材はグローバルに活躍できます。

 

グローバル人材はセルフブランディングにTwitterなどのSNSを積極的に活用しているので、普段からSNSで繋がりを持っておくことがいい人材を採用するために有効です。

 

まとめ

グローバル人材に求められる能力として、大きく4つの能力について述べました。コミュニケーション能力と高度な専門性を有していること、加えて迅速果断に実行する能力、さらにセルフブランディング能力です。そしてコミュニケーション能力について細かく3つに分けて、論理的思考能力、異文化への寛容さ、自国への理解としました。

 

まとめるとグローバル人材とは、基礎学力と高度な専門性が身についている、目的に向かって能動的に行動していくことのできる人物のことであると言えます。

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