2017年11月27日
ヘッドハンティングによってどのような転職成功事例があるのか、ここでは、3つの転職成功事例についてご紹介します。
今まで正当に評価されていなかった人の転職成功事例
大手銀行から外資系コンサルティングファームへ転職したAさんの事例です。
Aさんは、大手銀行に新卒で入社しました。
入社してからもしっかりと仕事の知識を勉強していたため、Aさんはメキメキと実力を身に着けていきました。
そして、気が付けば10年が経ち、同期の中では最も出世していました。
しかし、Aさんが所属する大手銀行は古い日本企業の慣習がまだ根強く残っており、年功序列制度が幅を利かせていました。
そのため、若いうちはあまり年収が上がらず、出世競争に勝ち抜いたエリートだけが高い年収を得られるような仕組みになっていました。
とはいえ、そのまま順調に出世すれば年収1,000万円にはいずれ届くという状況で、Aさんは転職をあまり考えていませんでした。
そこに、ヘッドハンターが現れ、Aさんを欲しいという外資系コンサルティングファームがあるという話を持ち掛けました。
金融業界や証券業界などには、このようなヘッドハンティングの話は良く来ると聞いていましたが、まさか自分のところに来るとは思わなかったそうです。
最初は今の安定した地位を失う気はなかったAさんですが、話を聞いていくうちにだんだんと興味がわいてきました。
今の職場では、大体40代になる頃に年収1,000万円の大台に乗ります。
ところが、その企業では今すぐにでも年収1,000万円になるチャンスがあるとのこと。
今の職場では自分の実力を正当に評価されておらず、転職すればいくらでも年収アップの可能性があると言われ、Aさんの心はかなり動きました。
最終的に、自分の実力を認めてくれること、年収条件や職場待遇に関しては改善されることなどから、Aさんは転職を決めました。
そして、転職した結果、大幅に年収が上がり仕事のやりがいもかなり高まったということです。
やりたかった仕事をするために転職した人の転職成功事例
大手IT企業でシステムエンジニアをしていたBさんは、ITベンチャー企業にヘッドハンティングされました。
Bさんは、IT企業の中でも最大手と言われる企業でシステムエンジニアをしていました。
そこでは主に、地方自治体や大手企業の大規模システムのシステム開発を担当していました。
Bさんは、大規模システムばかり開発しているため仕事の全貌がつかめず、自分が大きな歯車の中の一つの部品でしかないというやりがいのなさを、常々感じていました。
このような悩みは、実は大手のIT企業で働いているエンジニアにありがちな悩みです。
大規模システムを開発するIT企業のシステムエンジニアたちは、短くても1年、長ければ3年から5年以上のプロジェクトの中でずっと同じシステムの開発に携わります。
そのため、同じような仕事からずっと離れられず、手掛ける仕事の種類は全く増えません。
その結果、多様な仕事のスキルや経験が身に着かず、特定のシステムを扱うための知識や経験しか得られないのです。
それでは、システムエンジニアとして、新しいIT技術を身に着ける機会もありません。
そんな時、BさんにITベンチャー企業からのヘッドハンティングの話が舞い込んできました。
まだ若いそのベンチャー企業には、大きなプロジェクトを管理するマネージャークラスの人材が不足しているため、Bさんにぜひ来てほしいと言うのです。
Bさんは入社後10年以上経過しており、プロジェクトマネージャークラスになっています。
いくつかの大規模プロジェクトのリーダーとして、マネージャー経験が豊富な点を評価されたのです。
短いスパンでいろいろな仕事を経験し最新のIT技術に触れたいというBさんと、豊富なマネジメント経験がある人材が欲しいという企業側の条件がぴったり一致し、Bさんは転職することになりました。
そして、Bさんは転職後に短いスパンで様々なシステム開発に携わり、システムエンジニアとして日々成長できるやりがいのある仕事ができるようになりました。
経験を活かして転職した人の転職成功事例
コンサルティングファームで経営コンサルタントとして数々の案件を手掛けてきたCさんは、大手メーカーの経営企画部長として転職しました。
転職先の大手メーカーでは、経営状況が変化し従来の経営手法では先行きが怪しくなると判断し、外部から経営のスペシャリストを迎え入れることになりました。
そこで選ばれたのが、大手コンサルティングファームで数々の経営改善を手掛けてきたCさんです。
Cさんはコンサルティングファームで長年多くの経営コンサルタント案件を手掛けており、数々の企業の経営改善を手掛けてきた経験を活かして、大手メーカーの経営企画業務を任されることになりました。
Cさんも、コンサルティングファームで依頼企業の様々な経営改善案件に取り組むうちに、外部の人間としてではなく自社の案件として経営に関わりたくなっていました。
また、年収の面でも実力に見合った報酬が欲しいと考えていました。
Cさんは自社案件として経営課題に取り組むことができるようになり、企業側としても経営改善のスペシャリストを自社に呼び込むことができました。
お互いのニーズがかみ合った結果、転職は成功でした。