2017年08月07日
事業の成否を左右するような、非常に重要なポジションを任せられる人材を採用することは、一筋縄ではいかないことです。
自社で採用活動を行ってもうまくいかず、外部に課題解決を依頼することを考えることも少なくありません。
重要な人材を採用するための手段として、ヘッドハンティングと採用コンサルティングはどのように使い分けるべきなのでしょうか。
ヘッドハンティングはより希少人材の獲得に特化
ヘッドハンティング会社が持っているノウハウは、一部の非常に希少な能力の高い人材にリーチすることです。
能力が高い人材は転職市場に出てくることがまず無いので、自社で採用活動を行っていても出会えることはありません。
ヘッドハンティング会社は、採用したいクライアント企業の要望に応じ、可能性のある人材に接触を試みます。
面談を通してクライアント企業とマッチングするかどうかを見極め、問題ないと判断すれば、両者を引き合わせます。
依頼からすぐに動いてくれるので、かなり早い時期に採用が決まるケースもあります。
転職エージェントへ依頼しても難しいと言われるケースや、客観的に見てもかなり採用が難しいだろうと考えた場合、期限までにどうしても採用したい場合には、ヘッドハンティングの依頼を検討する価値があります。
報酬については、一部着手金が必要になるケースもありますが、多くは採用が成功したら発生するのが一般的です。
攻めの採用手段と言えるでしょう。
採用コンサルティングは採用戦略全体を設計する
採用コンサルティング会社のサービスは、クライアント企業の人材採用全体をトータルして提案してくれます。
採用に特化している会社なので、採用に関する成功ノウハウが溜まっています。
これらの実績をベースに、クライアント企業の採用戦略を最適化していくので、目的達成の可能性を高めることができます。
しかし、採用コンサルティング会社は企業全体の採用戦略を考えることに長けており、ピンポイントなポジションの採用を成功させるといった、局地的な採用を得意としているわけではありません。
重要な人材を迎い入れるための企業としての取り組みを設計することはできますが、そのような人材に出会える機会を直接作ってくれるか言えばそうではありません。
新卒採用や中途採用が思うようにいかない、採用した人材がすぐにやめてしまうなど、採用に課題がある場合には、採用コンサルティング会社に課題解決を依頼することで問題解決できる可能性が高まります。
優秀な人材を口説くためのスキルアップ、リクルーターとしてのスキルアップなど、優秀な人材を採用して活躍してもらうための人事部としてのスキルが足りないと感じている場合にも、採用コンサルティング会社のサポートで課題解決を図れます。