2017年09月11日
今や日本の転職市場は多くの転職希望者にとって売り手市場となっていますが、数年前には一方で、エグゼクティブクラスの人材は今も昔も売り手市場です。
優秀な人材はどこの企業でも欲しがりますので、必然的に採用は難しく、転職市場では見つけることができません。
そこでエグゼクティブサーチファームの出番となるわけですが、エグゼクティブサーチファームに人材採用を依頼することのメリットは何でしょうか。
一般的な採用活動では出会えない候補者に会える
エグゼクティブサーチファームはクライアント企業の人材採用ニーズに対し、様々な手段を使って候補者を探し出して提案します。
通常の人材データバンクや求人サイトにいるような人の中で見つけられそうにない場合、その業界の人脈を使って候補者をリストアップし、候補者に直接アプローチして転職の可能性を探っていきます。
その業界に人材情報網を張り巡らしているコンサルタントだからこそ可能な動きであり、なかなか自社の人事部だけで対応できるような行動ではありません。
競合他社からも人材を採用できる
競合他社の優秀な人材は、自社の人材ニーズにマッチすることが多くなります。
同じ業界ですので当たり前と言えば当たり前ですが、実績を持っている人は活躍する確度が高いので、採用後の計算ができます。
だからといって、競合他社から直接引き抜くような動きを見せることはできません。
そこでエグゼクティブサーチファームが自社と候補者の間に入り、採用のサポートを行います。
候補者に断られたとしても、ギリギリまでクライアント企業の名前は明かされないため、採用活動の動きを競合他社に察知されることはありません。
採用に成功した場合に費用が発生する
エグゼクティブサーチファームに人材採用を依頼した場合、成功報酬のみの場合と、成功報酬に加えて着手金がかかる場合があります。
成功報酬制となっており、人材採用できたときにだけ費用が発生する形式です。成功報酬のみの場合、人材採用サービスを依頼するリスクは大きくありません。会社によりサービス内容は異なりますが、採用した人材に支払う年収の40%から50%程度が成功報酬になることが多いようです。
その他に、着手金がかかる場合もあります。
様々な手段で候補者を探しに行きますので、それなりにコストが発生してしまいます。
その一部を着手金という形で先に支払い、成功した場合には清算することが多いようです。